もっとウイスキーを飲みたい人に紹介したい日本の3本


たくさんの方にコメントを寄せてもらって嬉しいです。寄せていただいたコメントの中に、日本のウイスキーを勧めたいというご意見がちらほらありました。私も悩んだんですが、むしろジャパニーズはもっといろいろ試してみたくなった方(2000円ぐらい出してもいいかなと思った方)に、それなりのもうちょい上のランクのものをお勧めした方がよいかな、と思って、あのチョイスにしてみました。1000円前後の日本のウイスキーは、むしろ飲みなれた方向けのラインナップだと考えています。

1. 竹鶴12年

竹鶴12年

この値段で信じられないこのクオリティー。ニッカが誇るピュアモルトウイスキー*1です。さすがニッカ創業者にして日本のウイスキーの父、竹鶴政孝の名前をいただく逸品、名前はだてではありません。ジャパニーズウイスキーのお手本のようなウイスキーと私は勝手に思っています。

ストレートでも、ロックでもお好みのスタイルでお楽しみください。この価格帯で、ストレートで楽しめるというのは、これは恐るべきパフォーマンスです。香りは甘やか、味わいはしっかり麦の味がする中にほんのり柑橘系のニュアンスが漂います。

コンビニ限定でこの竹鶴12年を使った缶入りの「竹鶴ピュアモルトハイボール」という商品もあります。これがまたとんでもない代物で。缶入り炭酸アルコール飲料の怪物と言っても過言ではないと私は思います。一度お試しあれ。

2. オールド

whiskey

ニッカときたらサントリー。しかし、ここで紹介するとなると大変悩みます。ここはやはり、サントリーの看板であるオールドを推してみたいと思います。お父さんが飲んでいたあのウイスキー的な何か。といっても、二十代、三十代の方のお父さんはオールド飲んでないかもですね(笑

私はサントリーウイスキーに対する一つの考え方を示すものが、このオールドだと思っています。角、オールド、響を飲むと、なんというか、そこに一つつながる何かがあるような気がします。(リザーブ、ローヤルは何か違う気がする)

3. 伊知郎 スペシャルブレンデッド“空前絶後

ここでもう一本はジャパニーズウイスキーの新たなチャレンジャー・ベンチャーウイスキー社から紹介。肥土伊知郎氏の入魂の一本を。ごめんなさい、これは700mlだと一本1万円します(汗 

厳選されたジャパニーズモルトとスコッチモルトをバッテッドしたピュアモルトです。これは飲んだときに衝撃を受けました。私が子供の頃ウイスキーだと思っていたウイスキーの味がする。特級表示のオールドボトルがなぜかそのまま普通に売っている不思議すぎる感覚。

新宿伊勢丹オリジナルですが、通販で購入も可能なようです。200ml ボトルは、約4000円ともう少しお求めやすいので、余裕があれば是非。「空前絶後」ダケではなく、ベンチャーウイスキー社のウイスキーには200ml のシリーズがありまして、このシリーズの中には2000円ちょっとから購入できるものがいくつかあります。日本のウイスキーの新しい力にも是非一度触れてみてください。


マルスウイスキーとか、あかしとかも考えたのですが、さすがにちょっと違うかなと。え、キリン?軽井沢蒸留所を閉鎖したキリンは(以下略。

サントリー オールド 700ML 1本

サントリー オールド 700ML 1本

*1:グレーンを用いず、モルトウイスキーだけをブレンドしたウイスキー