トリコのお酒 〜バーボン編っていうか…

「トリコ」が子供たちに大ヒットなようで、たけしのファンだった自分も嬉しい今日この頃です。

「美食を求める大冒険」といいながらも、出てくる食材はキン肉マンの超人さながら、「僕が考えたスーパー食材」のオンパレードで実際のお母さんの献立にはいっさい役に立たない「トリコ」ですが(アニメの方は川越シェフが現実的な料理を紹介していますが)、登場するお酒の方は、島袋光年先生の嗜好をストレートに反映して、むやみにリアルになっています。

その辺の事情は、18巻の作者からの一言に書かれています。

僕の好きなお酒は
作中でもよく出てきます。
…と言うか、資料を探すより
目の前にある酒を描く方が
楽なのでつい…。

それは嗜好がストレートに反映するはずです(笑)。

いくつかトリコに登場するお酒を実際に見てみましょう。今回は、18巻メテオガーリック編冒頭で、メテオガーリックがあるというジダル王国へ向かう列車の中で、トリコが楽しんでいたお酒を確認してみましょう。

…。
…。
シマブー先生バーボン好き過ぎ!!!

手前に見えている5本を左から確認していってみましょう。

1. メーカーズマーク レッドトップ

まず、一番左は、メーカーズマーク、トーンの感じから見ると多分レッドトップでしょう。メーカーズマークはトリコが初登場時に飲んでいたことでも(一部で)有名ですね。一本一本手作業で施される封蝋が特徴的なあたりの柔らかいバーボンです。

2. オールドセントニック

ヴェリー オールド セントニック エンシェント カスク 15

ヴェリー オールド セントニック エンシェント カスク 15

渋いところがきました(笑)いい酒飲んでるなあ、シマブー先生。

オールドセントニックはオフィシャルでもいろいろあるのでこの絵だけではしぼりきれないのですが、ボトルの形状、ラベルの色使い、封蝋のトーンから推測すると、オフィシャル19年と見たのですがいかがでしょうか、シマブー先生?

3. I.W. ハーパー 101

いい酒(以下略 これは日本でも著名なI.W.Harper のバージョン違い。日本市場向けに調整され、通常のIWハーパーよりも高いアルコール度数50.5度でリリースされたものです。現在では製造終了。プレミア付きで取引されているレアものです。


4. エバンウイリアムス17年シングルバレル

[rakuten:lq-hasegawa:10005547:detail]

いい酒(以下略

バーボンとして数少ないヴィンテージ表記に加えて、樽詰めした日までも記載されている、唯一のバーボンで、こだわりの少量限定生産品です。ウィスキー・ジャーナル誌において、3年連続ウィスキー・オブ・ザ・イヤーに輝くだけでなく、発売されたすべてのヴィンテージが、数々の賞を獲得しています。

http://bacardijapan.jp/products/bourbonwhiskey/evanwilliams/

エバンウイリアムス・シングルバレルは、1990年から発売が開始され、公式サイトにもあるように、毎年高い評価を得ています。ボトルに1990年と描かれているので、このエバンウイリアムス・シングルバレルの一番最初のリリースの一本になりますね。

5. ワイルドターキー ライ(旧ボトル)

最後は言わずと知れたワイルドターキーですが、ワイルドターキーのラベルは、

ワイルドターキー 8年 1L

ワイルドターキー 8年 1L

のように、新旧ともにベースの色はクリーム色だったので、このトーンの使い方からすると色合いが合いません。多分、ワイルドターキー・ライの旧ボトルだと思うのですが、いかがでしょうか?

しかし、本当に、シマブー先生バーボン好き過ぎ!!!ですね(笑)